イギリスは食パンの原点!イギリスパンにマフィンにスコーン…紅茶に合うパンの宝庫。
イギリスといえば、紅茶。イギリスで一般的に食べられているパンは、紅茶に合うものばかりです。「イギリスパン」と呼ばれる山型の食パンや、マフィン、スコーンなど、イギリスで生まれたパンは我々日本人にも馴染みのあるものが多く、親近感が湧きますね。
今回は、世界のパンをご紹介するシリーズのひとつとして、「イギリス」をご紹介します。
「イギリスパン」「イングリッシュブレッド」と呼ばれる山型の食パン
蓋をせずに焼き上げるため、こんもりと山型になる食パン。通常の白いパンなら「ホワイトブレッド」全粒粉を使用した場合は生地が茶色になるため「ブラウンブレッド」と呼ばれているそう。ブリキ(英語でティン)容器で焼き上げるため、ティンブレッドとも呼ばれています。
バターや砂糖が控えめで、小麦本来の味がよく味わえるのが大きな魅力です。
本場イギリスでの食べ方
薄くスライスして、しっかりめにトーストするのがイギリス流なんだとか。カリカリの香ばしいパンにバターやジャムをたっぷり塗って食べるんだそうです。ベーコンや卵などをサンドするのも一般的。想像するだけでもおいしそうですね…!
イギリスでは、日本人にとってのお米と同じ感覚で、イギリスパンを毎日食べるんだそうです。
イングリッシュマフィンは「トーストしてから」食べるべし!
日本でもおなじみのイングリッシュマフィン。ファストフード店やコンビニでも売られていますね。世界でもアメリカ・カナダ・オーストラリアなどで広く食べられているそうです。
外側にコーンミールをまぶしたマフィンをトーストして香ばしさを際立たせ、ベーコンや卵・野菜など、好きなものをサンドして食べるのが一般的です。もちもちの生地は食べていて幸せな気分になりますよね。
実は「半焼き」で売られていることが多い
また、イングリッシュマフィンはトーストして食べることを前提に作られているため、売られている段階では「半焼き」のものが多いんだとか。 イギリスではフォークを刺して2つに割ってから、トーストするんだそうですよ。もちろん、一般的に販売されているのものはちゃんと加熱されているためそのまま食べても問題ありませんが、トーストして中の水分を飛ばしてから頂くととっても美味しくなります。
スコーンで貴族気分を味わうティータイム
1840年代から始まったイギリスの「アフタヌーンティー」という習慣の中で、楽しまれていたスコーン。アフラヌーンティーは、昼食から、少し遅めの夕食の時刻である20時~21時ごろまでの空腹を満たすために生まれたと言われています。つまりただのお茶会ではなく、食事としても楽しむものだったということですね。
プレーンのスコーンには、ジャムやクロテッドクリームを添えて食べるんだそう。クロテッドクリームとは、「凝固したクリーム」という意味で、バターと生クリームの中間くらいに位置するもので、料理にも使われるそうです。
北米ではチョコやナッツなど具が入ったスコーンが一般的で、何もつけずに食べることが多いそうですよ。チーズやベーコンなどを入れた「お惣菜系」スコーンもあるんだとか!
まとめ
今回はイギリスのパンについてご紹介しました。日本人だけでなく、世界中で愛されているイギリス生まれのパン。しょっぱい惣菜系スコーンがあったり、本場ではイギリスパンを薄くカットして食べるなど、あまり日本では知られていないこともありました。イギリスパンを買ったら、ぜひカリカリに焼いて食べてみたいですね!
参考:Wikipedia「イングリッシュ・マフィン」「スコーン」